《「大陸棚に関する条約」の略称》1958年の第1次国連海洋法会議で採択されたジュネーブ海洋法4条約の一つ。沿岸国の主権的権利、上部水域やその上空の法的地位、大陸棚の探査や天然資源の開発の方法、境界の画定、トンネルの掘削などについて規定。1964年発効。58か国が批准。
[補説]1994年にジュネーブ海洋法4
条約を
統合する形で
国連海洋法条約が
発効。同条約締約国間では国連海洋法条約が
優先される。大陸棚条約では、
原則として
水深200メートルまでの海底を大陸棚と
定義していたが、国連海洋法条約では
沿岸から200
海里(約370キロメートル)までと
変更された。