おう‐しゅう【奥州】
陸奥(むつ)国の異称。白河・勿来(なこそ)の関から北の磐城(いわき)・岩代・陸前・陸中・陸奥(むつ)5か国の総称。現在の福島・宮城・岩手・青森の4県と秋田県の一部にあたる。 [補説]市名別項。→奥州
おうしゅう【奥州】
岩手県南部にある市。中心の水沢地区は、江戸時代は伊達氏支藩の支配地で、幕末に高野長英・箕作省吾(みつくりしょうご)などが輩出。胆沢(いさわ)城趾・日高神社・国立天文台水沢観測所(旧水沢緯度観測所...
おうしゅうあだちがはら【奥州安達原】
浄瑠璃。時代物。五段。近松半二・竹田和泉・竹本三郎兵衛らの合作。宝暦12年(1762)大坂竹本座初演。前九年の役後の安倍貞任(あべのさだとう)一族の再挙の苦心に、鬼女伝説などを配したもの。通称「...
おうしゅう‐かいどう【奥州街道】
江戸時代の五街道の一。江戸千住(せんじゅ)から白河に至る街道。その延長の陸奥(むつ)三厩(みんまや)までを含めていうこともある。奥州道中。
おうしゅう‐かんれい【奥州管領】
⇒奥州探題(たんだい)
おうしゅう‐し【奥州市】
⇒奥州
おうしゅう‐せいばつ【奥州征伐】
文治5年(1189)源頼朝が義経をかくまった藤原泰衡(ふじわらのやすひら)を平泉に攻めて滅ぼした戦い。
おうしゅう‐そうぶぎょう【奥州総奉行】
鎌倉幕府の職名。奥州征伐後、葛西清重(かさいきよしげ)に始まり、陸奥国御家人統率や平泉郡の検非違使の管轄を行った。
おうしゅう‐たんだい【奥州探題】
室町幕府の職名。陸奥国内の軍政・民政をつかさどった。奥州管領。→羽州(うしゅう)探題