あね【姉】
1 きょうだいのうち、年上の女。⇔妹。 2 《「義姉」とも書く》妻や夫の姉。また、兄の妻。義姉(ぎし)。 3 (「あねさん」などの形で)女性を親しんでいう語。
あね‐うえ【姉上】
姉を敬っていう語。
あね‐かとく【姉家督】
第2子以下に男子があっても第1子である長女に家督相続させる慣行。東北地方の農漁村で行われた。
あねがこうじしき【姉小路式】
「てにをは」研究の初期の語学書。室町時代ごろ成立か。著者未詳。13巻。
あね‐がわ【姉川】
滋賀県北東部を流れる川。伊吹山に源を発し、草野川・高時川と合流、琵琶湖(びわこ)へ注ぐ。
あねがわ‐の‐たたかい【姉川の戦い】
元亀元年(1570)織田信長・徳川家康の連合軍と浅井長政・朝倉義景の連合軍とが、姉川の流域で争った合戦。織田勢が大勝し、浅井・朝倉両氏滅亡のきっかけとなった。
あね‐き【姉貴】
1 姉を敬って、または、親しんでいう語。 2 遊び人仲間などで、年上の女を敬っていう語。 [補説]「あねぎみ」の音変化か。「貴」は当て字。
あね‐ぎみ【姉君】
姉を敬っていう語。
あね‐ご【姉御/姐御】
1 姉を敬っていう語。 2 博徒などの親分・兄貴分の妻や情婦。また、女親分。
あね‐ごぜ【姉御前】
姉を敬っていう語。「母上も—も」〈謡・竹雪〉