こ‐まつ【小松】
小さい松。若い松。
こまつ【小松】
石川県南部の市。機械工業が盛ん。また、絹織物・九谷焼の産地。観光地として安宅(あたか)の関跡・粟津温泉などがある。人口10.8万(2010)。
こまつ【小松】
姓氏の一。 [補説]「小松」姓の人物小松耕輔(こまつこうすけ)小松左京(こまつさきょう)小松茂美(こまつしげみ)小松帯刀(こまつたてわき)
こまつ‐いし【小松石】
伊豆半島の海岸から切り出される輝石安山岩。灰色で質が硬く、庭石や建築用にする。伊豆石。
こまつ‐し【小松市】
⇒小松
こまつしま【小松島】
徳島県東部の市。徳島市の南に位置し、小松島港がある。製紙・機械や水産加工業が盛ん。人口4.1万(2010)。
こまつしま‐し【小松島市】
⇒小松島
こまつ‐な【小松菜】
アブラナの変種。野菜として栽培され、葉を汁の実・漬け物・浸し物などにする。若いものをうぐいす菜ともよぶ。江戸時代の産地の一つ、江戸川区小松川にちなむ名ともいわれる。
こ‐まつばら【小松原】
松がたくさん生えている野原。また、松原を親しんでいう。「わが命を長門(ながと)の島の—幾代を経てか神さび渡る」〈万・三六二一〉
こまつ‐ひき【小松引き】
平安時代、正月初めの子(ね)の日に、野に出て小松を引き抜いて遊んだ行事。子の日の遊び。《季 新年》「雪嶺の襞濃く晴れぬ—/久女」