出典:gooニュース
シリアの死者1450人超=少数派へ報復か、治安悪化
犠牲者の大半はアサド前大統領と同じ少数派のイスラム教アラウィ派の住民とされ、報復を受けたとみられる。同監視団によれば、治安部隊と旧政権支持勢力の交戦では双方合わせて480人以上が死亡。衝突に伴う死者は1450人を超え、国内情勢が急激に不安定化している。 シリア国営通信によれば、暫定政府の国防省報道官は10日、軍事作戦の終了を表明した。
シリア暫定大統領、少数派大量殺害の責任追及誓う
【AFP=時事】シリアのアハマド・シャラア暫定大統領は9日、イスラム教少数派のアラウィ派市民らを標的とした大量殺害が国際的な批判を引き起こしているのを受け、責任追及と調査を約束した。 英国に拠点を置くシリア人権監視団は最新情報として、地中海沿岸のラタキア県とタルトゥス県で治安部隊や政府支持派の戦闘員が行った「処刑」により、アラウィ派市民830人が殺害されたと報告した。
旧政権残党と衝突、230人超死亡=少数派を殺害か―シリア
多様な民族や宗教宗派が共存するシリアでは、少数派に配慮した包括的な国造りに加え、治安の安定も優先課題となっている。ペデルセン国連特使(シリア和平担当)は声明で「全当事者が自制する必要がある」と衝突拡大に懸念を示した。
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