お‐だい【御台】
《「御台盤」の略》 1 飯・菜などを盛った器をのせる長方形の台。「—に、はしの台ばかりすゑたり」〈宇治拾遺・七〉 2 飯(めし)をいう女性語。「二合半の盛り切り—、咽(のど)に詰まって」〈浄・宵庚申〉
おだい‐がい【御台匙】
飯を盛るのに使う杓子(しゃくし)。飯匙(いいがい)。「もはやそのままこれの家主になれ。明日から—を渡さうぞ」〈咄・醒睡笑・六〉
お‐だいば【御台場】
江戸幕府が江戸品川沖に築いた砲台。特にそのうち、品川台場をさす。 ⇒台場
おだいば‐かいひんこうえん【お台場海浜公園】
東京都港区にある公園。昭和50年(1975)開園。園内には人工の砂浜や展望デッキがある。
おだい‐びつ【御台櫃】
炊いた飯を入れる容器。めしびつ。
み‐だい【御台】
1 天皇や貴人を敬って、その食物をのせる台をいう語。「—などうち合はで、いとかたはらいたしや」〈源・玉鬘〉 2 天皇や貴人の食物のこと。御物(おもの)。「とかく紛らはして、—は参る」〈源・夕霧〉...
み‐だいどころ【御台所】
「御台盤所(みだいばんどころ)」の略。
み‐だいばんどころ【御台盤所】
大臣・大将・将軍などの妻を敬っていう語。御台所。御台。「花山院の左大臣殿の—にならせ給ひて」〈平家・一〉