くやし・い【悔しい／口^＝惜しい】

の解説

［形］［文］くや・し［シク］

1. １ 物事が思うとおりにならなかったり、はずかしめを受けたりして、あきらめがつかず、腹立たしい気持ちだ。残念でたまらない。「負けて—・い思いをする」「—・かったら見返してやれ」

1. ２ 後悔される。くやまれる。

   1. 「わが心しぞいや愚 (をこ) にして今ぞ—・しき」〈記・中・歌謡〉

[補説]本来は、「くやし」は「悔いる」に対する形容詞で自分の行為について後悔する気持ちを表し、1の意については「くちおし」を使ったが、のちにこの使い分けはなくなった。

[派生]くやしがる［動ラ五］くやしげ［形動］くやしさ［名］

類語

• 口惜しい(くちおしい)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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