あっ‐く【悪口】
仏語。十悪の一。人をあしざまに言うこと。また、その罪。
あっ‐こう【悪口】
[名](スル)人を悪く言うこと。悪態をつくこと。また、その言葉。わるくち。「—を浴びせる」→あっく(悪口)「ゆるりと磔柱(はりき)にかかって、休まるる体じゃと—し」〈芥川・さまよへる猶太人〉
あっこう‐ぞうごん【悪口雑言】
さんざん悪口を言うこと。いろいろののしること。また、その言葉。罵詈(ばり)雑言。
あっこう‐まつり【悪口祭(り)】
「わるくちまつり」に同じ。
わる‐くち【悪口】
《「わるぐち」とも》他人を悪く言うこと。また、その言葉。あっこう。「上司の—を言う」
わるくち‐いい【悪口言ひ】
好んで他人の悪口を言う性質。また、その人。「伏見堀の—も、これをよしとぞ申し侍る」〈浮・一代男・六〉
わるくちがっこう【悪口学校】
《原題The School for Scandal》シェリダンの戯曲。1777年の作。社交界の偽善を風刺した喜劇。
わるくち‐まつり【悪口祭(り)】
社寺の参詣人が互いに悪口を言い合ったり、ののしりあったりする祭り。勝ったものには好運があるという。悪口(あっこう)祭り。悪態祭り。