感ずる（かんずる）とは？意味・読み方・使い方

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かん・ずる【感ずる】
の解説

［動サ変］［文］かん・ず［サ変］

１外からの刺激のために、感覚器官にある感覚を起こす。「空腹を—・ずる」「暑さを—・ずる」

２心の中にある種の気持ちを持つ。「うれしく—・ずる」「必要を—・ずる」「—・ずるところがあって」

３心を動かされる。感動する。「深く—・じさせる演説」「善行に—・ずる」

４計測器などが反応する。「地震計に—・ずる」

５病気に感染する。
1. 「いつどんな病に—・じて、こんな風に死ぬるかもしれないと」〈鴎外・妄想〉

６感心してほめたたえる。
1. 「平家、船ばたをたたいて—・じたり」〈平家・一一〉

７前世の行為の報いが現れる。
1. 「殺生の罪は現報を—・ずるなりと知るべし」〈今昔・九・二一〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

感ずるの例文(33)

出典：青空文庫

･･･馬の脚の蒙古の空気を感ずるが早いか、たちまち躍ったり跳ねたりし出し･･･芥川竜之介「馬の脚」
･･･その手に感ずる暖いなめらかな触感はクララの愛欲を火のようにした。ク･･･有島武郎「クララの出家」
･･･の喜びと、自分の恩に感ずる心とを表わすことが出来ぬと思った。それで･･･著:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ訳:森鴎外「犬」

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