とう・ずる【投ずる】

の解説

［動サ変］［文］とう・ず［サ変］

1. １ 投げる。投げ入れる。投じる。

   1. ㋐物を投げる。ほうる。「白球を—・ずる」「一石を—・ずる」

   2. ㋑投げ込むようにして入れる。投げ入れる。「一票を—・ずる」「滝壺に身を—・ずる」「獄に—・ずる」

   3. ㋒離れた所から届くようにする。投げかける。「光を—・ずる」

   4. ㋓途中でやめてしまう。投げ出す。「筆を—・ずる」

   5. ㋔ある環境の中に自分から進んで身を置く。「反対運動に身を—・ずる」

   6. ㋕資金・労力などを、惜しまずつぎ込む。「財を—・ずる」

   7. ㋖薬などを与える。投与する。「解熱剤を—・ずる」

1. ２ 自分自身を入れ置く。投じる。

   1. ㋐うまく利用する。つけいる。乗ずる。「時流に—・ずる」

   2. ㋑宿をとる。宿泊する。「旅宿に—・ずる」

   3. ㋒降参する。投降する。「敵の軍門に—・ずる」

   4. ㋓互いに合う。一致する。「嗜好に—・ずる」「意気相 (あい) —・ず」

類語

• 投げる(なげる)
• 放る(ほうる)

関連語

• ほうり投げる(ほうりなげる)
• ほっぽる
• ぶん投げる(ぶんなげる)
• 投げつける(なげつける)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。