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辞書
1 さえて明るいさま。「星が—な光を放つ」
2 音・声がさえてよく聞こえるさま。
「振鈴 (しんれい) の響—に聞こゆるは」〈樗牛・滝口入道〉
3 さわやかなさま。爽快なさま。《季 秋》「瀬に入れば四方 (よも) に波あり—かな/友次郎」
「—な、滑稽な会話から何とも云えず、心が清くなり」〈横光・家族会議〉
4 はっきりしているさま。
「誰乎彼 (たそがれ) の黯黮 (くらがり) にて、—に面貌 (かおかたち) を弁ぜざりしが」〈紅葉・金色夜叉〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・共に、始めてその敵が明かになった。甚太夫と平太郎とは、年輩こそか・・・ 芥川竜之介「或敵打の話」
・・・芒に流れて来る潮風が明かに語っている。陳はさっきからたった一人、・・・ 芥川竜之介「影」
・・・は、お栄の耳にも明かに、茂作の容態の変った事を知らせる力があった・・・ 芥川竜之介「黒衣聖母」
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