しゅん‐しょく【春色】
1 春の景色。春景。また、春の気配。「—濃い山々」《季 春》 2 なまめかしい姿やようす。「芸者は新橋の精選(よりぬき)と見えて。流石(さすが)に—も見える」〈紅葉・二人女房〉
しゅんしょくうめごよみ【春色梅児誉美】
人情本。4編12冊。為永春水作。天保3〜4年(1832〜1833)刊。美男子丹次郎と、二人の深川芸者米八、仇吉との恋を描く。人情本の代表作。
しゅんしょくたつみのその【春色辰巳園】
人情本。4編12冊。為永春水作。天保4〜6年(1833〜35)刊。「春色梅児誉美」の続編で、米八と仇吉の恋争いと和解とを描く。
はる‐いろ【春色】
春らしい色。桜色や若草色など、春を連想させる色。「—のスカーフ」