きょく【曲】
1 楽曲の調子。節(ふし)。「詞に—をつける」 2 音楽の作品。能・狂言や舞踊などにもいう。「バッハの—を演奏する」 3 まがっていること。また、正しくないこと。不正。「—を正す」 4 おもしろ...
きょく【曲】
[音]キョク(漢) [訓]まがる まげる くせ [学習漢字]3年 1 まがる。まげる。「曲折・曲線・曲面/迂曲(うきょく)・婉曲(えんきょく)・屈曲・湾曲」 2 ねじまげる。こじつける。「曲解・...
くせ【曲】
《「癖(くせ)」と同語源》 1 (ふつう「クセ」と書く)謡曲で、曲舞(くせまい)から取り入れたといわれる部分で、1曲の謡所(うたいどころ)・舞所のこと。能ではシテの動きから居曲(いぐせ)と舞曲(...
くま【隈/曲/阿】
1 曲がって入り込んだ所。また、奥まった所。もののすみ。片隅。「川の—」「光到らぬ—もなし」〈樗牛・滝口入道〉 2 物陰になっている暗がり。陰になった所。「停車場(ステーシヨン)前の夜の—に、四...
ごく【曲】
「曲(ごく)の物」に同じ。
み【曲/回/廻】
《動詞「み(回)る」の連用形から》川・海・道などのぐるっと回り込んだ地形。「浦み」「里み」「隈(くま)み」など、複合語として用いられる。
わ【回/曲】
山裾・川・海岸などの曲がりくねった所。「かわわ(川曲)」「うらわ(浦回)」など、多く複合語として用いられる。「あはれしや野焼にもれし峰の—のむら草がくれ雉(きぎす)鳴くなり」〈永久百首〉
わだ【曲】
入り曲がっていること。また、その所。「楽浪(ささなみ)の志賀の大—淀むとも昔の人にまたも逢はめやも」〈万・三一〉