[動ラ下一][文]か・る[ラ下二]
  1. 草木が、水分などがなくなり、生命を保つことができなくなる。花や葉が変色したり、落ちたりする。「作物が—・れる」「葉が—・れる」

  1. 張りやみずみずしさがなくなる。本来の勢いがなくなる。「やせても—・れても」

  1. 人物技術が練れて、深みが増す。円熟して、落ち着いた深い味わいが出てくる。「芸が—・れる」「—・れた人柄

  1. 技術製品などが、その登場から十分時間が経ち、すでに問題点が出尽くし、解決も済んでいる。最先端のものではないが、不測事態発生しにくく、安定して動作することを意味する。「—・れた技術

  1. 動物が死んで干からびる。

    1. 「葉のさま、花も、虫などの—・れたるに似て」〈・四〇〉

  1. 膿 (うみ) が出て、おできの表面が乾く。

    1. 「督 (かん) の殿の御瘡—・れさせ給ひつれど」〈栄花・峰の月〉

  1. 滅んでしまう。

    1. 「其人の徳にてらされて—・れぬ名をとどめしもあるに」〈鶉衣・蓼花巷記〉

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。