えい‐よう【栄耀】
1 大いに栄えて、はぶりのよいこと。えよう。「—におごる」「—を図る」 2 ぜいたくをすること。えよう。「—の限りを尽くす」
えいよう‐えいが【栄耀栄華】
今を盛りと時めくこと。また、非常にぜいたくなこと。「—を極める」
えよう‐えいが【栄耀栄華】
「えいようえいが(栄耀栄華)」に同じ。
え‐よう【栄耀】
「えいよう(栄耀)」の音変化。「禅宗坊主だって、是よりは口に—をさせて居るだろう」〈漱石・坊っちゃん〉
えよう‐ぐい【栄耀食ひ】
ぜいたくなものを食べること。美食。「夕には博奕(ばくち)をうち、あしたは口に—」〈浮・沖津白波〉
えよう‐どうぐ【栄耀道具】
実際の生活に必要のないぜいたくな品。
栄耀(えよう)に餅(もち)の皮(かわ)を剝(む)く
ぜいたくに慣れると、餡餅(あんもち)の皮をむいて、餡だけ食べるようになる。ぜいたくを尽くすことのたとえ。栄耀の餅の皮。
栄耀(えよう)の隠(かく)し食(ぐ)い
栄華をきわめている者が、なお満ち足りないで、人に隠れて快楽にふけること。