あか‐がり【赤狩(り)】
国家権力が共産主義者や社会主義者を弾圧したり検挙したりすること。
あかはた‐じけん【赤旗事件】
明治41年(1908)6月、東京神田の錦輝館(きんきかん)で、社会主義者山口義三の出獄歓迎会を開いた際、荒畑寒村・大杉栄らが「無政府共産」と書いた赤旗を掲げて屋外行進をしようとして検挙された事件...
いきているユダ【生きているユダ】
尾崎秀樹による実名小説。昭和34年(1959)刊。著者の兄である尾崎秀実が検挙・処刑されるに至ったゾルゲ事件を描く。
いもづる‐しき【芋蔓式】
蔓をたぐると芋が次々に出てくるように、多くの出来事が関連して続くこと。「疑獄事件の関係者が—に検挙される」
かり‐こみ【狩(り)込み】
1 鳥獣を追いたてて捕らえること。 2 街頭の浮浪者や売春婦などを警察がいっせいに検挙すること。
がくれん‐じけん【学連事件】
大正14年(1925)、京都で、学連の指導的メンバーが治安維持法違反・不敬罪などの理由で検挙された事件。翌年にかけて全国的規模で大学教授も含めた検挙が行われた。
きかくいん‐じけん【企画院事件】
昭和16年(1941)企画院の調査官、和田博雄・勝間田清一ら革新官僚17人が、治安維持法違反で検挙された事件。第二次大戦後、無罪とされた。
きょ【挙〔擧〕】
[音]キョ(漢) [訓]あげる あがる こぞる [学習漢字]4年 1 高く持ち上げる。「挙手」 2 多くのものの中から取り上げる。「挙用/科挙・推挙・選挙・枚挙・列挙」 3 事を起こす。起こした...
きょうぼう‐ざい【共謀罪】
ある特定の犯罪を行おうと具体的・現実的に合意することによって成立する犯罪。実際に犯罪を行わなくても、何らかの犯罪を共謀した段階で検挙・処罰することができる。→テロ等準備罪
けいび‐けいさつ【警備警察】
社会の安全や秩序の維持を目的とする警察の活動。災害救助、雑踏警備、重要施設の警戒・警備、テロ・ゲリラの抑止・検挙、要人警護などを行う。