こっ‐けい【滑稽】
[名・形動] 1 笑いの対象となる、おもしろいこと。おどけたこと。また、そのさま。「—なしぐさ」 2 あまりにもばかばかしいこと。また、そのさま。「今さら強がっても—なだけだ」 [派生]こっけい...
こっけい‐が【滑稽画】
見る人の笑いを起こさせる絵。戯画。
こっけい‐しんぶん【滑稽新聞】
宮武外骨発行の新聞。明治34年(1901)大阪で創刊。政治家や権力者を痛烈に風刺し庶民の人気を博するが、関係者の入獄や罰金刑を繰り返し受け、明治41年(1908)廃刊。
こっけい‐ぼん【滑稽本】
江戸後期、文化・文政期(1804〜1830)を中心に行われた小説の一種。江戸の町人の日常生活に取材し、主として会話を通じて人物の言動の滑稽さを描写した。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」、式亭三馬の...
こっけいものがたり【滑稽物語】
《原題、(フランス)Le Roman comique》スカロンの小説。1651年〜1657年頃の作。未完。
こっけいれんあいさんだいき【滑稽恋愛三代記】
⇒恋愛三代記
こっけいわごうじん【滑稽和合人】
滑稽本。4編13冊。初編から3編までは滝亭鯉丈(りゅうていりじょう)、4編は為永春水作。文政6〜弘化元年(1823〜1844)刊。和次郎以下六人の主人公の、野放図な遊びぶりを描く。和合人。