あじき‐な・い【味気無い】
[形][文]あぢきな・し[ク]《「あずきなし」の音変化。「味気」は当て字》 1 「あじけない」に同じ。「—・い世の中」 2 乱暴である。不当である。「汝(いまし)甚だ—・し」〈神代紀・上〉 3 ...
あずき‐な・し
[形ク]《「あじきなし」の上代語形》満足できない。ふさわしくない。無益だ。「なかなかに黙(もだ)もあらましを—・く相見そめてもあれは恋ふるか」〈万・二八九九〉
あだ【徒】
[形動][文][ナリ] 1 実を結ばずむなしいさま。無益なさま。むだ。「せっかくの好意が—になる」 2 浮ついたさま。不誠実で浮気っぽいさま。「—なる恋にはあらで、女夫(めおと)の契を望みしなり...
争(あらが)い木登(きのぼ)り川渡(かわわた)り
争い、木登り、川で泳ぐことは、危険だから避けよということ。無益な行為を戒めた言葉。
あり◦んす
[連語]「あります」の音変化。江戸新吉原の遊女が用いた語。「なんだか、ご法事にあふやうで—◦んす」〈黄・無益委記〉
いたずら【徒】
[形動][文][ナリ] 1 存在・動作などが無益であるさま。役に立たないさま。むだ。「—に時を過ごす」 2 あるべき物がないために物足りないさま。なんの風情もないさま。「入江の—なる洲(す)ども...
命(いのち)を棒(ぼう)に振(ふ)・る
むだに命を捨てる。無益な死に方をする。犬死にする。
えき【益】
[音]エキ(漢) ヤク(呉) [訓]ます ますます [学習漢字]5年 〈エキ〉 1 ます。ふやす。「増益」 2 役に立つ。役に立つこと。「益鳥・益友/公益・広益・国益・受益・裨益(ひえき)・便...
かん‐もじ【閑文字】
無意味な文字・文章。無益な言葉。かんもんじ。「—を連ねただけの小説」
きり‐す・てる【切(り)捨てる/斬(り)捨てる】
[動タ下一][文]きりす・つ[タ下二] 1 切り取ってその部分を捨てる。「枝を—・てる」 2 無益なもの、不要なものとして捨て去る。「弱者を—・てる」「過去を—・てる」 3 計算で、求める位未満...