なめ【無礼】
[形動][文][ナリ]《形容詞「なめし」の語幹から》無礼であるさま。無作法。「座客の—なるを厭いてか」〈鴎外・うたかたの記〉
なめ‐がお【無礼顔】
人をばかにしたような顔つき。「文蔵は—にて、皆様の粋が足りませぬ」〈浮・万金丹・一〉
なめ‐げ【無礼げ】
[形動ナリ]失礼なさま。無作法そうなさま。「人よりもまさりて侍れば、—なる心はよも使ひ侍らじ」〈狭衣・四〉
なめ・し【無礼し】
[形ク]無礼である。無作法である。「文ことば—・き人こそいと憎けれ」〈枕・二六二〉 [補説]シク活用の例が近世以降認められる。「いとなめしけれど、病間(ま)にて対面せんとて此間(ま)へ通す」〈一...
ぶ‐れい【無礼】
[名・形動]《古くは「ぶらい」「むらい」とも》礼儀にはずれること。また、そのさま。失礼。不躾(ぶしつけ)。無作法。「—な態度をとる」 →失礼[用法]
ぶれい‐こう【無礼講】
身分・地位の差や、礼儀作法を無視して行う宴会。「今夜は—でやろう」⇔慇懃講(いんぎんこう)。
む‐らい【無礼】
「ぶれい(無礼)」に同じ。「—の罪はゆるされなむや」〈源・常夏〉