出典:gooニュース
杉良太郎80歳 煩悩は捨てられない 「親鸞が生きていたら教えてあげたのに」
親鸞の「人間は煩悩を捨てられるか」という問いに対しては「捨てられるわけがない。捨てられたら神様や」と、キッパリ。「たかが人間。だめだと言われた方に行きたくなる。人生長いこと生きてきて、心もシミもしわもある。真っ白な人はいない。だから、なんであんなに悩んでたのかな?親鸞が生きてたら、私が教えてあげたのに」と説き、会場からは笑いが起こっていた。
杉良太郎「煩悩を捨てることができたら神様やな」親鸞役に込めた思いを語る
人間は煩悩を捨てることができるか? 「煩悩を捨てることができるわけがない。煩悩を捨てることができたら神様やな」と話し、「ダメだよということに魅力があるねん。ダメと言われたら、そっちの方に走っていくのが人間や。それが人間やねん、それでええやん」と杉節を展開していた。
元ブルゾンちえみ、髪の毛をそり「煩悩が減るどころか…」2年ぶりYouTubeチャンネル再開
“煩悩”から脱却したいという思いもあったというが、「結果的に言うと、難しかったわ。坊主むずい。煩悩が減るどころか増えた」と笑って回想。「その時は透明人間になりたいと思っていたころでもあったんで、服とかもめっちゃ地味な服着たりとか、坊主にすることもその一環でもあったんですけど逆に、見られる。見られないはずが見られてるって思って」と続けた。
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出典:青空文庫
・・・闇も異らね、 ただ煩悩の火と燃えて、消ゆるばかりぞ命なる。 ・・・ 芥川竜之介「袈裟と盛遠」
・・・生死即涅槃と云い、煩悩即菩提と云うは、悉く己が身の仏性を観ずると・・・ 芥川竜之介「道祖問答」
・・・が、余りに憧るる煩悩は、かえって行澄ましたもののごとく、容も心も・・・ 泉鏡花「瓜の涙」