エポケー【(ギリシャ)epochē】
1 哲学で、判断をいっさい差し控える態度。判断中止。古代ギリシャの懐疑論者たちが哲学上の独断的主張に反対して唱えた。 2 フッサールの現象学で、純粋意識の領域に至るために、自然的態度に基づく判断...
かい‐あく【改悪】
[名](スル)物事を改めて、かえって悪くすること。「独断専行で規約を—する」⇔改善。
かいぎ‐は【懐疑派】
懐疑論の考え方に立つ思想家たち。特に、ヘレニズム‐ローマ時代、ストア哲学やエピクロス哲学の独断論的態度に反対して現れた。ピュロン・ティモン・アルケシラオス・カルネアデス・アイネシデモス・セクスト...
が‐い【我意】
[名]自分一人の考え。自分の思うままにしようとする心持ち。わがまま。我(が)。「あくまでも—を通す」 [形動]《中世後期以降の口語》 1 自己中心で独断的な考えや意志を押し通そうとするさま。...
きゃっかん‐しゅぎ【客観主義】
1 哲学で、主観から独立して、客観的に妥当する真理・価値・規範の存在を主張する立場。⇔主観主義。 2 個人的・独断的見解をしりぞけ、客観的基準に従って行動する態度。⇔主観主義。 3 刑法理論で、...
きゅう‐つう【窮通】
「窮達」に同じ。「人間の—は機会の独断すべきものにあらずして」〈透谷・明治文学管見〉
きらい【嫌い】
[名・形動] 1 きらうこと。いやだと思うこと。また、そのさま。「—な食物」「運動が—な人」⇔好き。 2 (「きらいがある」の形で用いる)好ましくない傾向。懸念。「独断の—がある」「考えすぎる—...
せい‐げん【正言】
[名](スル)道理にかなったことを言うこと。また、事実をまげずに言うこと。「—すれば、独断の批評は、決して批評として宜しきにはあらねど」〈逍遥・批評の標準〉
せん【専〔專〕】
[音]セン(呉)(漢) [訓]もっぱら もはら [学習漢字]6年 1 他の事はおいてそれだけに集中する。それひとすじ。「専一・専攻・専属・専任・専念・専門」 2 ひとり占めにする。自分かってに物...
せん‐こう【専行】
[名](スル)自分の判断だけで行うこと。また、気ままに行うこと。「独断—」