いざよい【十六夜/猶予】
《動詞「いざよう」の連用形から。上代は「いさよい」》 1 (十六夜) ㋐十六夜の月のこと。《季 秋》「—もまだ更科の郡(こほり)かな/芭蕉」 ㋑陰暦16日。また、その夜。 2 (猶予)進もうとし...
いざよ・う【猶予う】
[動ワ五(ハ四)]《上代は「いさよう」》 1 進もうとしてもなかなか進めない。躊躇(ちゅうちょ)する。ためらう。「傾きかかった月の光が、—・いながら、残っている」〈芥川・偸盗〉 2 進まないでと...
たゆたい【揺蕩い/猶予い】
たゆたうこと。「梢の—」「気持ちの—」
たゆた・う【揺蕩う/猶予う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ゆらゆらと揺れ動いて定まらない。「波間に小舟が—・う」 2 気持ちが定まらずためらう。心を決めかねる。「強悪非道の曲物(くせもの)も女と見て少し—・う内に」〈鉄腸・花間鶯〉
ゆう‐よ【猶予】
[名](スル) 1 ぐずぐず引き延ばして、決定・実行しないこと。「もはや一刻の—も許されない」「—している場合ではない」 2 実行の日時を延ばすこと。「返済を一か月間—する」「執行—」