そ‐すい【疎水/疏水】
1 灌漑(かんがい)・給水・発電などのため、土地を切り開いてつくった水路。「琵琶湖—」 2 水になじみにくいこと。水との親和性が弱いこと。⇔親水。
そすい‐き【疎水基】
水となじみにくい原子団。アルキル基・フェニル基などで、ベンゼンなどに親和性をもつので親油基ともいう。→親水基
そすい‐けつごう【疎水結合】
水に溶けにくい疎水性の分子が、水の分子にはじかれて集合する現象。疎水性分子間で相互に引力がはたらかなくても生じる。疎水効果。
そすい‐こうか【疎水効果】
⇒疎水結合
そすい‐コロイド【疎水コロイド】
分散媒である水とコロイド粒子との親和性が弱いコロイド。少量の電解質を加えると容易に凝結する。→親水コロイド
そすい‐せい【疎水性】
水と親和性が小さいこと。水と結びつきにくい、水に溶けにくい、また、物の表面で水が薄く広がらないで水滴となるなどの性質を持つこと。親油性。⇔親水性。