いた・い【痛い／^▽甚い】

の解説

［形］［文］いた・し［ク］

1. １ 肉体に痛みや苦しみを感じるさま。「歯が—・い」「つねられて—・い」

1. ２ 心に苦痛を感じるさま。精神的につらい。「欠損続きで頭が—・い」

1. ３ 弱点を攻撃されたり打撃や損害をこうむったりして、閉口するさま。「—・いところに触れられる」「—・い目にあう」「この時期に出費は—・い」

1. ４ 俗に、さも得意そうな言動がひどく場違いで、見るに堪えないさま。また、状況や立場・年齢にふさわしくない言動が周囲をあきれさせるさま。

1. ５ （甚い）程度のはなはだしいさま。多く、連用形を用いる。→甚 (いた) く

1. ６ （甚い）はなはだしくりっぱなさま。すばらしい。

   1. 「新発意 (しぼち) の娘かしづきたる家いと—・しかし」〈源・若紫〉

1. ７ 動詞の連用形に付いて、その動詞の表す状態がはなはだしい意味を示す形容詞をつくる。「あまえいたし」「うもれいたし」など。

[派生]いたがる［動ラ五］いたげ［形動］いたさ［名］

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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