お‐しろい【白粉】
《お白い、の意。元来は女性語》顔や首筋などにつけて肌を色白に美しく見せるための化粧品。粉おしろい・水おしろい・練りおしろいなどがある。
おしろい‐くさ・い【白粉臭い】
[形][文]おしろいくさ・し[ク] 1 おしろいのにおいがする。 2 水商売のような感じがする。「—・いところが残る」
おしろい‐した【白粉下】
おしろいを塗る前に、つきやのびをよくするために地肌に塗る化粧水・クリームなど。化粧下。
おしろい‐ちゅうどく【白粉中毒】
昔、おしろいに含まれていた鉛による中毒。皮膚や内臓の障害のほか、胎児や乳児にも重大な障害を起こした。
おしろい‐ばな【白粉花】
オシロイバナ科の多年草。園芸上は一年草としても扱われる。高さ約1メートル。葉は広卵形で、対生する。花は夏から秋にかけて咲き続け、色は紅・白色や絞りなどがあり、らっぱ状で、夕方に開く。江戸時代、種...
おしろい‐やけ【白粉焼け】
[名](スル)おしろいを長期間、使用することにより、皮膚がしだいにつやを失って、茶色になること。
はく‐ふん【白粉】
1 白色の粉。 2 おしろい。
はふに【白粉】
《「はくふん」の音変化。後世「はうに」とも》米の粉でつくったおしろい。「—といふもの、むらはけ化粧じて」〈栄花・御裳着〉