あさがお‐の【朝顔の】
[枕]朝顔の花は「穂(ほ)に咲き出(い)づ(=目立つように咲き出る)」意から、「穂」にかかる。「—穂には咲き出(で)ぬ恋もするかも」〈万・二二七五〉
あざ‐やか【鮮やか】
[形動][文][ナリ]《「あざ」は新鮮の意》 1 ものの色彩・形などがはっきりしていて、目立つさま。「—な若葉の緑」「印象—な短編小説」 2 技術・動作などがきわだって巧みであるさま。「—な包丁...
あぜ‐な【畦菜】
アゼナ科の一年草。畦や道端に生えて、茎は四角柱。葉は卵円形で葉脈が目立つ。夏から秋にかけて淡紅紫色の小花をつける。
いち‐じるし・い【著しい】
[形][文]いちじる・し[シク]《ク活用の「いちじるし」の変化したもの》はっきりわかるほど目立つさま。明白である。顕著である。めざましい。「—・く身長が伸びる」「—・い進展を見せる」 [補説]古...
いど‐ぢゃわん【井戸茶碗】
高麗(こうらい)茶碗の一。全体に淡い卵色の釉(うわぐすり)がかかり、胴にはろくろ目が目立つ。李朝前期の朝鮮で焼かれたもので、室町時代以来、茶人が愛用。最高のものとされる。いど。
いららが・す【苛らがす】
[動サ四]《「いららかす」とも》角張らせる。高く突き出させる。目立つようにする。いからす。「猪のししの出で来て…毛を—・して走りてかかる」〈宇治拾遺・九〉
うき‐た・つ【浮(き)立つ】
[動タ五(四)] 1 心楽しく、うきうきして落ち着かない状態になる。「旅行を前にして心が—・つ」 2 気持ちがうわずる。そわそわする。「反撃を受けてチームが—・つ」 3 周りのものから区別されて...
うすば‐かげろう【薄翅蜉蝣】
脈翅(みゃくし)目ウスバカゲロウ科の昆虫。体長約3.5センチでトンボに似るが、飛び方は弱々しい。触角は太く目立つ。翅(はね)は透明で柔らかく、網状の脈がある。6〜10月に羽化。幼虫は、蟻地獄(あ...
うみ‐うし【海牛】
腹足綱後鰓(こうさい)亜綱の軟体動物のうち、殻のないものの総称。巻き貝の仲間であるが、殻は退化。体はナメクジ形で、頭部に牛の角に似た触角と、後部にえらをもつ。色の目立つものが多く、浅海の岩上や海...
う‐もん【有文】
1 衣服・冠などに模様のあること。⇔無文。 2 和歌・連歌・俳諧で、技巧や趣向のおもしろさが目立つもの。⇔無文。「歌にも連歌にも—無文と云ふ事あるなり」〈九州問答〉 3 能楽で、見かけの効果的な...