ねぶり【眠り/睡り】
ねむること。ねむり。「汽車の留った為に、—が調子を失って」〈漱石・坑夫〉
ねぶり‐ごえ【眠り声】
ねむそうな声。ねぼけ声。「居るままにすなはち—なる、いとにくし」〈枕・二八〉
ねぶり‐め【眠り目】
「ねむりめ1」に同じ。「目をも人に見あはせず、—にて、時々阿弥陀仏を申す」〈宇治拾遺・一一〉
ねむり【眠り/睡り】
1 眠ること。睡眠(すいみん)。「—から覚める」「—が深い」 2 死ぬことを婉曲にいう。「永久(とわ)の—につく」 3 蚕が脱皮する前に活動を静止して桑を食べなくなること。また、その蚕。
ねむり‐ぐさ【眠り草】
オジギソウの別名。《季 夏》
ねむり‐ぐすり【眠り薬】
1 催眠剤。睡眠薬。 2 麻酔剤。
ねむり‐こ・ける【眠りこける】
[動カ下一]ぐっすりと眠り続ける。「正体もなく—・ける」
ねむり‐こ・む【眠り込む】
[動マ五(四)]よく寝入る。ぐっすり眠る。「疲れていつのまにか—・む」
ねむり‐ざまし【眠り覚まし】
「眠気覚まし」に同じ。
ねむり‐ながし【眠り流し】
睡魔を払う行事。主として七夕(たなばた)行事として、水浴をしたり、形代(かたしろ)などを模型船や灯籠・笹竹などにのせて川・海に送り流したりする。東北地方に盛んであるが、北陸・九州などにもみられる...