かみ‐かぜ【神風】
1 神が吹き起こすという風。特に、元寇(げんこう)の際に吹いた激しい風。 2 第二次大戦末期、日本軍の特別攻撃隊に冠した名称。神風(しんぷう)特別攻撃隊。→特攻隊 3 《2から転じて》その行...
かみかぜ‐タクシー【神風タクシー】
昭年三十年代に交通規制を無視して走りまわったタクシーの俗称。
かみかぜ‐の【神風の】
[枕]《古くは「かむかぜの」》「伊勢」にかかる。「—伊勢の浜荻(はまをぎ)折りふせて」〈新古今・羇旅〉
かみかぜ‐や【神風や】
[枕]「伊勢」「五十鈴川」「山田の原」「玉串の葉」など、伊勢神宮や神に関係のある語にかかる。「—伊勢路を行けば」〈夫木・二四〉
かむ‐かぜ【神風】
「かみかぜ1」に同じ。「渡会(わたらひ)の斎(いつき)の宮ゆ—にい吹き惑はし」〈万・一九九〉
かむかぜ‐の【神風の】
[枕]《「かみかぜの」の古形》「伊勢」にかかる。「—伊勢少女(をとめ)ども」〈万・八一〉
しん‐ぷう【神風】
神が吹かせるという風。かみかぜ。
しんぷうれん【神風連】
《「じんぷうれん」とも》太田黒伴雄(おおたぐろともお)らを中心に、保守派の旧士族で結成された政治団体。復古主義を唱え、神風連の乱を起こした。敬神党。 十一谷義三郎の長編歴史小説。昭和7年(1...
しんぷうれん‐の‐らん【神風連の乱】
《「しんぷうれん」は「じんぷうれん」とも》明治9年(1876)10月、熊本に起こった反政府暴動。新政府の開明政策に不満を抱く旧士族太田黒伴雄らが結成した政治団体の神風連(敬神党)が、国粋主義を掲...