あ‐ご【網子】
網を引く人。あみこ。「網引(あび)きすと—ととのふる海人(あま)の呼び声」〈万・二三八〉
あじ‐しま【網地島】
宮城県東部、牡鹿(おしか)半島先端の南西約5キロメートルにある島。周囲18.3キロメートル、面積6.6平方キロメートル。三陸復興国立公園に属する。
あ‐じろ【網代】
《網の代わりの意》 1 定置網の漁場。また、いつも魚群が集まってくる場所。 2 湖や川に柴(しば)や竹を細かく立て並べ、魚を簀(す)の中へ誘い込んでとる仕掛け。冬の宇治川の氷魚(ひお)漁が古くか...
あじろ‐あみ【網代編み】
1 網代3を編むこと。そのような形に編むこと。また、その編んだもの。網代組み。 2 編みもので、網代形に交差させる編み方。また、その模様。
あじろ‐うちわ【網代団扇】
檜(ひのき)の経木や細く割った竹などを網代形に編んで作ったうちわ。
あじろ‐がき【網代垣】
細い竹や割り竹を網代形に組んで作った垣根。沼津垣。
あじろ‐がさ【網代笠】
竹を薄く削ったものを網代に編んだかぶり笠。
あじろ‐がた【網代形】
網代3のように編んだ形。編み目が斜めに表されたものをいうことが多い。
あじろ‐ぎ【網代木】
《「あじろき」とも》網代2に用いる杙(くい)。網代杙(あじろぐい)。《季 冬》「朝ぼらけ宇治の河霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の—」〈千載・冬〉
あじろ‐ぐるま【網代車】
牛車(ぎっしゃ)の一。車の屋形に竹または檜(ひのき)の網代を張ったもの。四位・五位・少将・侍従は常用とし、大臣・納言・大将は略儀や遠出用とする。