纏綿（てんめん）とは？意味・読み方・使い方

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意味
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慣用句
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てん‐めん【^×纏綿】
の解説

［名］(スル)

１からみつくこと。「蔦 (つた) が木に—する」「選手の移籍に—する問題」

２複雑に入り組んでいること。
1. 「其娘さんはある—した事情のために」〈漱石・行人〉

［ト・タル］［文］［形動タリ］心にまつわりついて離れないさま。「情緒—として去りがたい」

1. 「人生に対する透徹なる批判と、—たる執着と」〈倉田・愛と認識との出発〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

纏綿の例文(10)

出典：青空文庫

･･･、始めからある敵意が纏綿しているような気がしたのです。ですからそ･･･芥川竜之介「開化の良人」
･･･かな上方弁の会話が、纏綿として進行する間に、かちゃかちゃ云うフォ･･･芥川竜之介「西郷隆盛」
･･･その中に、主従の間に纏綿する感情は、林右衛門の重ねる苦諫に従って･･･芥川竜之介「忠義」

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