のう‐し【脳死】
大脳および脳幹の全機能が完全に停止している状態。脳死をもって個体の死の判定基準にできるとする考え方もある。→臨床的脳死診断 →法的脳死判定
のうし‐かんいしょく【脳死肝移植】
肝移植の方法の一つ。脳死と判定された患者から摘出した健康な肝臓を、末期の肝不全患者に移植する。欧米では一般的な方法であるが、日本では提供者が極めて少ないため、生体肝移植が広く行われている。
のうし‐はいいしょく【脳死肺移植】
肺に重篤な疾患のある人に、脳死者の肺を移植すること。
のうし‐りんちょう【脳死臨調】
《「臨時脳死及び臓器移植調査会」の通称》平成2年(1990)、首相の諮問機関として設置された。脳死を人の死とすることは社会的・法的に妥当との見解を示した。