ちょう【腸】
消化管の主要部分の一。胃の幽門に続き、肛門(こうもん)に至る。小腸(十二指腸・空腸・回腸)と大腸(盲腸・結腸・直腸)。食物の消化および吸収を行う。腸管。
ちょう【腸】
[音]チョウ(チャウ)(漢) [訓]はらわた わた [学習漢字]6年 1 胃から続き肛門に至る消化器官。「腸炎/胃腸・浣腸(かんちょう)・小腸・大腸・脱腸・断腸・直腸・盲腸・羊腸」 2 心。思い...
ちょう‐い【腸胃】
1 腸と胃。胃腸。 2 《腸や胃が人体にとって重要な部分であるところから》重要な場所。肝要の地。
ちょう‐えき【腸液】
腸腺や腸粘膜から分泌されるほぼ透明な液。アルカリ性で、エレプシン・マルターゼなどの消化酵素を含み、消化吸収を助け、粘膜を保護する。
ちょう‐えん【腸炎】
腸粘膜の炎症。腹痛・下痢がみられ発熱を伴うこともある。原因は細菌感染または細菌性毒素による場合と、食事の不摂生による場合とがある。腸カタル。
ちょうえん‐ビブリオ【腸炎ビブリオ】
食中毒の原因となる細菌の一種。好塩性の桿菌(かんきん)で、コレラ菌に似る。海産の魚介類などに付着し、それを夏期に生食などして感染する。
ちょう‐カタル【腸カタル】
⇒腸炎
ちょう‐かん【腸管】
「消化管」に同じ。また特に、小腸・大腸のこと。
ちょうかん‐かんせんしょう【腸管感染症】
細菌やウイルスなどの病原体が口から入り、腸内で増殖し、下痢・嘔吐(おうと)・発熱・腹痛などの急性症状を起こす病気。コレラ・腸チフス・パラチフス・細菌性赤痢など。飲食により引き起こされた場合は食中...
ちょうかんしゅっけつせい‐だいちょうきん【腸管出血性大腸菌】
大腸菌のうち、下痢や合併症を引き起こす病原性大腸菌の一種。毒力の強いベロ毒素(志賀毒素群毒素)を産生し、激しい下痢や腹痛、血便などの諸症状を引き起こす。子供や高齢者では溶血性尿毒症などの合併症を...