おみ【臣】
1 主君に仕える人。臣下。 2 姓(かばね)の一。古代、有力な豪族に与えられた、連(むらじ)と並ぶ最も高い家柄。天武天皇の八色(やくさ)の姓では第六位。
しん【臣】
[名]君主に仕える人。家来。臣下。「不忠の—」 [代]一人称の人代名詞。家来が主君に対して自分自身をへりくだっていう語。「—の一存でいたしました」
しん【臣】
[音]シン(漢) ジン(呉) [訓]おみ [学習漢字]4年 〈シン〉主君に仕える人。家来。「臣下・臣民/家臣・奸臣(かんしん)・君臣・功臣・重臣・人臣・忠臣・寵臣(ちょうしん)・乱臣・老臣」 ...
しん‐か【臣下】
君主に仕える者。家来。臣。
しん‐し【臣子】
家来。臣下。「人の—となりながら恩義を顧みず」〈中勘助・鳥の物語〉
しん‐しょう【臣妾】
家来とめかけ。転じて、主君に従属する者。「戦わずに敵の—となるよりは」〈魯庵・社会百面相〉
しん‐じ【臣事】
[名](スル)臣下として仕えること。
しん‐じゅう【臣従】
[名](スル)臣下として主君につき従うこと。また、その人。「天地主宰の真君有るを知て之に—し」〈吉岡徳明・開化本論〉
しん‐せき【臣籍】
明治憲法下で、皇族以外の臣民としての身分。
しんせき‐こうか【臣籍降下】
明治憲法下で、皇族がその身分を失って臣籍に入ること。賜姓・他家相続・婚嫁・権利剝奪・婚姻解消などによる降下があった。