1 麻糸を空洞の玉のように巻いたもの。おだま。
2 キンポウゲ科の多年草。ミヤマオダマキから栽培改良されたもの。高さ20〜30センチ。全体に白粉を帯び、葉は長い柄をもち、扇形の小葉からなる複葉。初夏、青紫色または白色の花を下向きにつける。花びら状で同色の萼 (がく) があり、花びらの基部は距 (きょ) となって曲がる。《季 花=春》「雲行きて—の花も家もなし/秋桜子」
3 和菓子の一。餡 (あん) 入りの求肥飴 (ぎゅうひあめ) の上に、そば粉でいくつもの筋をつけたもの。
5 「苧環蒸 (おだまきむ) し」の略。
7 枝も葉もない枯れ木。
「朽ちねただ思ひくらぶの山高み立つ—は知る人もなし」〈夫木・二九〉