出典:gooニュース
血糖値の下げ過ぎは早死にする…高齢者には過度の糖質制限は禁物(和田秀樹)
厳格な血糖コントロールがよくないことを実証した研究もあります。米国では、厳格な血糖コントロールを行うグループと標準的な血糖コントロールを行うグループに分けて比較する研究がありました。厳格グループは、過去2カ月の平均的な血糖状態を示すHbA1cを6.0%未満、標準グループは同7.0~7.9%を目標としました。
「スマートウォッチで血糖値測定」に学会が注意喚起…「針を刺さずに測定できる医療機器はない」
日本糖尿病学会は、血糖値を測定できるとうたう「スマートウォッチ」(腕時計型端末)の使用について、注意を呼びかける文書を公表した。 文書では4月現在、皮膚に針を刺さずに「血糖値を測定できる医療機器はない」と指摘している。
「スマートウォッチで血糖値測定」に学会が注意喚起…「針を刺さずに測定できる医療機器はない」
日本糖尿病学会は、血糖値を測定できるとうたう「スマートウォッチ」(腕時計型端末)の使用について、注意を呼びかける文書を公表した。 文書では4月現在、皮膚に針を刺さずに「血糖値を測定できる医療機器はない」と指摘している。
もっと調べる
けっとうち【血糖値】
血液中のぶどう糖の濃度を示す値。健常な成人の場合、空腹時は血液1デシリットルあたり80〜110ミリグラム、食後2時間で80〜140ミリグラム程度に保たれている。→空腹時血糖値 →食後血糖値 [補説]食事で摂取した糖質は小腸で消化されグルコースとなり、血液とともに全身に運ばれ、細胞のエネルギー源として消費される。血糖値が上昇するとインスリンの分泌が促され、肝臓や筋肉でグルコースがグリコーゲンとして貯蔵され、さらに中性脂肪として脂肪組織に蓄積される。血糖値が低下するとグルカゴンやアドレナリン、糖質コルチコイドなどの作用によって肝臓のグリコーゲンが分解され、グルコースにとして血液中に放出されるため、血糖値はほぼ一定に保たれる。日本糖尿病学会では、空腹時血糖値が110mg/dL未満かつ食後2時間血糖値が140mg/dL未満の場合を正常型、空腹時126mg/dL以上または食後200mg/dL以上の場合を糖尿病型、どちらにも属さないものを境界型としている。
けっとうちスパイク【血糖値スパイク】
食後の短時間だけ血糖値が急激に上がり、その後、正常値に戻ること。食後血糖値が140mg/dl以上あると、糖尿病や動脈硬化症になる危険性が高まることが知られている。グルコーススパイク。