出典:gooニュース
被差別部落の地名掲載で「出版禁止」の判決確定を受け原告団会見「適切な判断と評価」
全国の被差別部落の地名リストをインターネット上に公開し、書籍を出版しようとしたのはプライバシー侵害にあたるなどとして、部落解放同盟や被差別部落出身者らが出版社「示現舎」側に差し止めなどを求めた裁判で、今月4日、最高裁が双方の上告を退けました。
被差別部落の地名掲載 出版社側の敗訴確定 最高裁
全国の被差別部落の地名リストをインターネット上に公開し書籍を出版しようとしたのはプライバシー侵害だとして、部落解放同盟や被差別部落出身者らが出版社「示現舎」側に差し止めなどを求めた裁判で、最高裁は今月4日付で、双方の上告を退ける決定をしました。出版社側の違法なプライバシー侵害を認め、出版禁止とウェブサイトの当該部分の削除、損害賠償を命じた2審の東京高裁の判決が確定しました。
被差別部落掲載の違法確定 最高裁、出版社側が敗訴
23年の二審判決は「被差別部落の出身であることなどの情報が公表されて広く流通することは、人格的な利益を侵害する」と指摘。21年の一審東京地裁判決と同様にプライバシー侵害を認め、賠償額を一審から約60万円増やした。
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