走り（はしり）とは？意味・読み方・使い方

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はしり【走り】
の解説

１走ること。また、走り方。「安定した—のランナー」「球の—がよい」

２滑らかに動くこと。また、そのぐあい。「戸の—をよくする」「筆の—がよい」

３野菜・果物・魚などの、出回り期の最初に出るもの。走り物。初物。「カツオの—」「—のタケノコ」

４ある物事のはじめとなったもの。先がけ。「梅雨の—」「流行の—」

５「走り木」の略。
1. 「橋げたを渡る者あらば—を以て推し落とすやうにぞ構へたる」〈太平記・一四〉

６台所の流し。
1. 「—の出刃庖丁、よう磨 (と) がしておいたぞや」〈浄・宵庚申〉

７逃亡すること。出奔 (しゅっぽん) 。駆け落ち。
1. 「失物か—か心中がかった者なら」〈浄・歌祭文〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

走りの例文(34)

出典：青空文庫

･･･いつけられたから、小走りに梯子段を走り下りた。誰でもこう言う瞬間･･･芥川竜之介「馬の脚」
･･･きなり来た道を夢中で走りだした。走りながらもぼくは燃え上がる火か･･･有島武郎「火事とポチ」
･･･なったのは、ふと庭へ走り出た美しい小娘であった。その娘は何でも目･･･著:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ訳:森鴎外「犬」

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