しぞ・く【退く】
[動カ四]「しりぞく」に同じ。「漕げども漕げどもしりへ—・きに—・きて」〈土佐〉
しり‐ぞ・く【退く】
[動カ五(四)] 1 後方へ下がる。後ろへのく。あとじさる。「大またで三歩—・く」⇔進む。 2 ㋐貴人・目上の人の前を離れて出て行く。退出する。また、その場所から去る。「御前を—・く」「控えの...
そ・く【退く】
[動カ四]遠く離れる。遠ざかる。「雲離れ—・き居りとも我忘れめや」〈記・下・歌謡〉 [動カ下二]遠く離す。遠ざける。「赤見山草根刈り—・け合はすがへ争ふ妹(いも)しあやにかなしも」〈万・三四七九〉
ど・く【退く】
[動カ五(四)]いる場所を動いて、そこをあける。のく。「早く—・いてくれ」 [可能]どける [動カ下二]「どける」の文語形。
の・く【退く】
[動カ五(四)] 1 今までいた場所から離れる。今までの場所をあけて他へ移る。どく。「ちょっとそこを—・いてください」「借家を—・く」 2 ある場所から離れている。へだたっている。「現場から少...
ひ・く【引く/曳く/牽く】
[動カ五(四)] 1 物の端を持って手近の所に寄らせる。手前に引き寄せる。 ㋐たぐり寄せる。「網を—・く」 ㋑手前に動かす。「サイドブレーキを—・く」 ㋒矢を射放つ。「弓を—・く」 ㋓(根差し...