うん‐じょう【運上】
1 鎌倉時代、年貢物を京都に運んで上納すること。 2 室町後期、租税を割り当てること。 3 江戸時代の雑税の一。商・工・漁・鉱・運送などの営業者に賦課した。
うんじょう‐かた【運上方】
江戸幕府の役職の一。運上・冥加(みょうが)などに関する事務をつかさどった。
うんじょう‐しょ【運上所】
江戸末期から明治にかけて、各地の開港場で、輸出入品の監督、関税の徴収などを取り扱った役所。現在の税関にあたる。
うんじょう‐もの【運上物】
中世・近世、運上として納められた金や米。
うんじょう‐やま【運上山】
江戸時代、村または個人が所定の税を納めることで薪や柴(しば)の採取を認められた山林。