つる‐べ【釣瓶】
《「吊(つ)る瓮(へ)」の意》井戸水をくむために、縄や竿(さお)などの先につけておろす桶(おけ)。
つるべ‐うち【連べ打ち/釣瓶打ち】
[名](スル) 1 鉄砲のうち手が並んでたてつづけにうつこと。「銃を—する」 2 野球で打者が連続して安打すること。「長短打の—」 [補説]「釣瓶打ち」は当て字。
つるべ‐おとし【釣瓶落(と)し】
釣瓶を井戸の中へ落とすときのように、まっすぐにはやく落ちること。特に、秋の日のたちまち暮れてしまうさまをたとえていう。「秋の日は—」《季 秋》「—といへど光芒しづかなり/秋桜子」
つるべ‐ざお【釣瓶竿】
釣瓶を取り付けてある竿。
つるべ‐ずし【釣瓶鮨】
吉野川のアユで作った早鮨。酢でしめたアユの腹に鮨飯を詰め、釣瓶形の桶(おけ)に入れて押したもの。奈良県下市(しもいち)の名産。弥助(やすけ)鮨。