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１ マメ科の蔓性 (つるせい) の一年草。葉は長楕円形の3枚の小葉からなる複葉。夏、淡紅紫色か白色の花を穂状につけ、やや垂れる。豆果は長さ約30センチに達し、弓形に曲がる。熱帯アジアの原産で、江戸時代に渡来。若い莢 (さや) を福神漬などにする。たちはき。《季 秋》「—や垣もゆかりのむらさき野／蕪村」
２ 「鉈豆ギセル」の略。
出典：デジタル大辞泉（小学館）
なたまめギセル【鉈豆ギセル】
ナタマメのさやに似た形のキセル。平たく延べ打ちにした短いもの。
出典：青空文庫
･･･こう言うのである。 鉈豆煙管を噛むように啣えながら、枝を透かして･･･ 泉鏡花「瓜の涙」
･･･赤味を帯びて、真鍮の鉈豆煙草の、真中をむずと握って、糸切歯で噛む･･･ 泉鏡花「露肆」
･･･煙草入れとひしゃげた鉈豆煙管とを取り出した。ところがあいにくと煙･･･ 国木田独歩「二老人」
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