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辞書
1 長くよい状態などを保つこと。「—する花」
2 衣服・調度品などを入れる、蓋 (ふた) つきの長方形の大きな箱。多く木製。運ぶときは両端の金具に棹 (さお) を通して二人でかつぐ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
長持枕にならず
大は小を兼ねるといっても、大きすぎては用をなさないこともある。杓子 (しゃくし) は耳かきにならず。
ながもちうた【長持歌/長持唄】
民謡の一。神事や婚礼のときに長持をかついで運ぶ人たちがうたう歌。拍子にはまらず、ゆっくりした節回し。
ながもちがたせっかん【長持形石棺】
底・側・蓋 (ふた) を石板で組み合わせて作った5世紀の石棺。運搬用の縄をかける突起を作り出してある。
出典:青空文庫
・・・大きな梅鉢の紋のある長持へ入れた寄付品がたくさん来た。落雁かと思・・・ 芥川竜之介「水の三日」
・・・箪笥、長持、挟箱、金高蒔絵、銀金具。小指ぐらいな抽斗を開けると、・・・ 泉鏡花「雛がたり」
・・・定紋つきの塗長持の上に据えた緋の袴の雛のわきなる柱に、矢をさした・・・ 泉鏡花「夫人利生記」
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