いん【陰】
1 易学で、陽に対置されて、消極的・受動的であるとされるもの。地・月・夜・女・静・偶数など。⇔陽。 2 人目につかないこと。表面に現れない部分。⇔陽。→陰に
いん【陰】
[常用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かげ かげる 〈イン〉 1 光の当たらない所。かげ。「陰影/樹陰・清陰・緑陰」 2 山の北側。「山陰」 3 移りゆく日かげ。時間。「光陰・寸陰...
いん‐あく【隠悪/陰悪】
[名・形動]表面に現れない悪事や悪心。また、それがあるさま。「此一家は—な空気に閉ざされて居る」〈左千夫・告げびと〉
いん‐あつ【陰圧】
物体の内部の圧力が外部より低い状態。⇔陽圧。
いんあつ‐しつ【陰圧室】
陰圧状態の部屋。室内の空気が外部に流出しないように、気圧を低くしてある部屋。結核やSARS(重症急性呼吸器症候群)など感染力の高い疾病の治療室に使われる。
いん‐あん【陰暗】
[名・形動]日当たりが悪く暗いこと。陰気なこと。また、そのさま。「—な土牢」
いん‐い【陰萎】
インポテンツのこと。
いん‐イオン【陰イオン】
負の電荷を帯びたイオン。アニオン。⇔陽イオン。
いんイオン‐かいめんかっせいざい【陰イオン界面活性剤】
陰イオン性の親水基をもつ界面活性剤の総称。水溶液中で解離して陰イオンとなる。石鹸・アルキルベンゼンスルホン酸塩・ラウリル硫酸ナトリウムが知られる。洗浄力や発泡力に優れ、洗浄剤・乳化剤・発泡剤など...
いん‐いん【陰陰】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 薄暗く、もの寂しいさま。「—たる冬景色」 2 陰気なさま。「忍び泣く声が—と響く」