しば‐せん【司馬遷】
[前145ころ〜前86ころ]中国、前漢の歴史家。夏陽(陝西(せんせい)省)の人。字(あざな)は子長。武帝の時、太史令となり、暦法の改革に参加。匈奴に降った李陵を弁護したため宮刑に処せられ、のち...
しぶかわ‐かげすけ【渋川景佑】
[1787〜1856]江戸後期の暦学者。大坂の人。高橋至時(たかはしよしとき)の二男。天文方渋川正陽の養子となり、役職を継いだ。兄の高橋景保とともに「ラランデ暦書」を訳解、「新巧暦書」「新修五星...
しぶかわ‐げんじ【渋川玄耳】
[1872〜1926]ジャーナリスト。佐賀の生まれ。本名、柳次郎。筆名、藪野椋十(やぶのむくじゅう)。新聞記者として活躍。著「藪野椋十東京見物」など。
しぶかわ‐ばんごろう【渋川伴五郎】
[1652〜1704]江戸前期の柔術家。紀伊の人。名は義方。関口氏業(せきぐちうじなり)に学び、柔術渋川流を創始。
しぶさわ‐えいいち【渋沢栄一】
[1840〜1931]実業家。埼玉の生まれ。一橋家に仕えて幕臣となり、パリ万国博覧会幕府使節団に加わって渡欧。維新後、大蔵省官吏を経て第一国立銀行を設立。各種の会社の設立に参画し、実業界の指導的...
しま‐こうじ【島耕二】
[1901〜1986]俳優・映画監督。長崎の生まれ。本名、鹿児島武彦。はじめ俳優として活躍、のち監督となり「風の又三郎」「次郎物語」など文芸作品の映画化に手腕を発揮する。戦後は娯楽作品を多く手が...
しまだ‐さぶろう【島田三郎】
[1852〜1923]ジャーナリスト・政治家。静岡の生まれ。横浜毎日新聞主筆。のち官界に入ったが下野。明治15年(1882)立憲改進党の創立に参加。以後、衆議院議員。雄弁家として知られ、ジーメン...
しまだ‐まさひこ【島田雅彦】
[1961〜 ]小説家。東京の生まれ。東京外大在学中に「優しいサヨクのための嬉遊曲」でデビュー、芥川賞候補となり日本のポストモダン文学の旗手として注目される。「夢遊王国のための音楽」で野間文芸新...
しまづ‐ただよし【島津忠義】
[1840〜1897]江戸末期の薩摩藩主。久光の長男。藩主斉彬(なりあきら)の死後家を継ぎ、父とともに藩の近代化に尽力。維新後、率先して版籍奉還した。のち、貴族院議員。
しまづ‐ひさみつ【島津久光】
[1817〜1887]江戸末期の政治家。薩摩(さつま)の人。斉彬(なりあきら)の異母弟。忠義の父。斉彬の死後、子の忠義が藩主となったのちは藩政の実権を握った。藩内尊攘(そんじょう)派を弾圧して公...