じょうじん【成尋】
[1011〜1081]平安後期の天台宗の僧。藤原貞叙(ふじわらのさだのぶ)の子。62歳で入宋(にっそう)し各寺を巡礼。訳経場の監事となり、経典を日本へ送った。のち、宋で没。宋の神宗(しんそう)か...
じょらいし【如儡子】
[1603?〜1674]江戸前期の仮名草子作者。本名、斎藤親盛。山形最上家に仕えたが浪人となり、江戸で医者を業とし、著作の筆をとった。著「可笑記」「百八町記」など。にょらいし。
じんそん【尋尊】
[1430〜1508]室町時代の学僧。法相宗。興福寺大乗院門跡。一条兼良(かねら)の子。興福寺別当となり、長谷寺・薬師寺の別当を兼務して教学振興に努めたほか、「大乗院寺社雑事記」「大乗院日記目録...
ジンナー【Muhammad Alī Jinnāh】
[1876〜1948]パキスタンの政治家。ムスリム連盟の指導者となり、英国の分割統治に対応してヒンズー教との分離、イスラム国家パキスタンの建国に尽力した。パキスタン自治領の成立とともに初代総督に就任。
すいこ‐てんのう【推古天皇】
[554〜628]第33代天皇。在位593〜628。欽明天皇の第3皇女。名は豊御食炊屋姫(とよみけかしきやひめ)。敏達天皇の皇后となり、崇峻天皇が蘇我馬子(そがのうまこ)に殺されたのちに即位。聖...
すうげん‐いん【崇源院】
[1573〜1626]徳川秀忠の妻。名は江(ごう)。父は浅井長政。母は織田信長の妹小谷(おだに)の方。姉は淀君。浅井氏滅亡後、柴田勝家に嫁いだ母とともに越前に移り、柴田氏滅亡後は豊臣秀吉の保護を...
すえ‐はるかた【陶晴賢】
[1521〜1555]室町後期の武将。大内義隆に仕えたが、のち、義隆を討ち、大友宗麟(おおともそうりん)の弟晴英を迎えて大内家の後嗣とした。毛利元就(もうりもとなり)と厳島(いつくしま)で戦って...
すえひろ‐てっちょう【末広鉄腸】
[1849〜1896]政治家・ジャーナリスト・小説家。伊予の生まれ。本名、重恭(しげやす)。「朝野(ちょうや)新聞」などに政論を展開。自由民権運動に参加。のち衆議院議員。政治小説「雪中梅」「花間...
すえよし‐まござえもん【末吉孫左衛門】
[1570〜1617]江戸初期の商人。大坂の人。名は吉安。徳川家康の厚遇を受け、朱印船で巨利を得た。銀座の役人になり、河内(かわち)国で代官もつとめた。
すぎやま‐もとじろう【杉山元治郎】
[1885〜1964]農民運動家・政治家。大阪の生まれ。クリスチャンとなり、東北地方で伝道活動に従事。大正11年(1922)賀川豊彦らと日本農民組合を結成。昭和7年(1932)以後、衆議院議員。...