ちん‐すごう【陳子昂】
［661〜702］中国、初唐の詩人。射洪(しゃこう)（四川省）の人。字(あざな)は伯玉。則天武后に認められ、右拾遺に任ぜられたが、官を辞してのち、誣告(ぶこく)にあって獄死。詩では漢魏への復古を...
ハンニバル【Hannibal】
［前247〜前183］カルタゴの将軍。第二次ポエニ戦争でローマ軍に大勝したが、のちにローマの武将スキピオに敗れた。内政改革も反対にあって成功せず、小アジアに亡命して自殺。
フェレイラ【Christovão Ferreira】
［1580〜1650］ポルトガルのイエズス会宣教師。日本名、沢野忠庵。慶長14年（1609）ごろ来日し、上方を中心に布教。迫害にあって棄教。宗門改めに協力。蘭学発展の基礎を築いた。著「顕偽録」「...
ボーダン【Jean Bodin】
［1530〜1596］フランスの政治学者・思想家。主権を国家の絶対的・永続的権力と考察。宗教戦争の渦中にあって、王権による政治的統一と平和の回復を唱えた。著「国家論」など。
マラマッド【Bernard Malamud】
［1914〜1986］米国の小説家。挫折や悲運のなかにあって、常に新たな生の可能性を求める人間の姿を描いた。長編「アシスタント」「修理屋」、短編集「魔法の樽」など。
みょうえん【明円】
［?〜1199］平安末期・鎌倉初期の円派の仏師。慶派の台頭した時期にあって、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた。大覚寺の五大明王像などの作品がある。めいえん。
むに【牟尼】
《(梵)muniの音写。賢者・聖者の意。寂黙と訳す》 
インドで、山林にあって沈黙の行をする人の称。 
釈迦(しゃか)の尊称。釈迦牟尼。
やぎ‐じゅうきち【八木重吉】
［1898〜1927］詩人。東京の生まれ。敬虔(けいけん)なキリスト者として、詩壇の外にあって純化された詩を発表した。詩集「秋の瞳」「貧しき信徒」など。
