ふじたに‐なりあきら【富士谷成章】
[1738〜1779]江戸中期の国学者・歌人。京都の人。皆川淇園(みながわきえん)の弟。号、層城・北辺(きたのべ)。活用の研究・品詞分類などに業績を残す。著「挿頭抄(かざししょう)」「脚結抄(あ...
ふじたに‐みつえ【富士谷御杖】
[1768〜1824]江戸後期の国学者・歌人。京都の人。成章(なりあきら)の長男。名は成寿・成元、のち御杖。号、北辺(きたのべ)。「てにをは」を研究。古事記神話の解釈に新説をたてた。著「古事記灯...
ふじた‐まこと【藤田まこと】
[1933〜2010]俳優。東京の生まれ。本名、原田真(まこと)。歌手や司会を経て、コメディアンとしてテレビ界入り。主演した時代劇「てなもんや三度笠」が高視聴率を上げ、人気を集めた。その後も「必...
ふじた‐ゆうこく【藤田幽谷】
[1774〜1826]江戸後期の儒学者。水戸藩士。名は一正。通称、次郎左衛門。立原翠軒に学び、「大日本史」編集に加わり、彰考館総裁となった。門下に尊王攘夷派の志士が多く出た。著「正名論」「勧農或...
ふじた‐よしなが【藤田宜永】
[1950〜2020]小説家・エッセイスト。福井の生まれ。渡仏しミステリーの翻訳を手がけた後、本格的な執筆活動に入った。エンターテインメント色の強い探偵小説・恋愛小説で若い読者層を得る。「愛の領...
ふじの‐かおり【藤野可織】
[1980〜 ]小説家。京都の生まれ。平成18年(2006)「いやしい鳥」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。「爪と目」で芥川賞受賞。他に「パトロネ」など。
ふじの‐ちや【藤野千夜】
[1962〜 ]小説家。福岡の生まれ。本名、高迫(こうさこ)久和。出版社勤務ののち創作生活に入る。「夏の約束」で芥川賞受賞。他に「午後の時間割」「おしゃべり怪談」など。
ふじむら‐つくる【藤村作】
[1875〜1953]国文学者。福岡の生まれ。東大教授。近世文学、特に西鶴の研究に専心。また、雑誌「国語と国文学」を創刊し、「日本文学大辞典」を編集。著「評釈西鶴全集」など。
ふじもと‐ぎいち【藤本義一】
[1933〜2012]小説家・放送作家。大阪の生まれ。本名、義一(よしかず)。ラジオドラマや映画のシナリオを執筆するかたわら、テレビの深夜番組の司会、若手の漫才師の育成など幅広く活躍。小説では、...
ふじもと‐てっせき【藤本鉄石】
[1816〜1863]江戸末期の志士。岡山藩士。通称、津之助。天誅組(てんちゅうぐみ)の総裁となったが、討伐軍の攻撃を受けて戦死。