いしはら‐よしろう【石原吉郎】
[1915〜1977]詩人。静岡の生まれ。終戦後シベリア抑留生活を経て帰国したのち、詩誌「ロシナンテ」を創刊。「荒地詩集」に参加した。昭和38年(1963)刊行の「サンチョ・パンサの帰郷」でH氏...
いしば‑しげる【石破茂】
[1957〜 ]政治家。東京の生まれ。祖父や父も政治家。慶応義塾大学卒業後、銀行員となる。父の死を受け出馬した昭和61年(1986)の総選挙で、鳥取全県区(中選挙区)から衆議院議員に初当選。平成...
いしばし‐しあん【石橋思案】
[1867〜1927]小説家。武蔵の生まれ。本名、助三郎。尾崎紅葉らと硯友社(けんゆうしゃ)を創立。作品に「乙女心」「わが恋」「京鹿子」など。
いしばし‐たんざん【石橋湛山】
[1884〜1973]政治家。東京の生まれ。東洋経済新報社に入社し、自由主義的立場から普通選挙論などの論陣を張った。第二次大戦後、蔵相・通産相を歴任。昭和31年(1956)石橋内閣を組織したが、...
いしばし‐にんげつ【石橋忍月】
[1865〜1926]評論家・小説家。福岡の生まれ。本名、友吉。東大在学中から評論を書き、「舞姫」の批評に発した森鴎外との論争は有名。文芸評論家山本健吉の父。
いしみつ‐まきよ【石光真清】
[1868〜1942]陸軍軍人。熊本の生まれ。日清戦争後からシベリア出兵の時期にシベリア・満州で諜報活動に従事。自伝「城下の人」「曠野の花」「望郷の歌」「誰のために」の四部作は、子の真人によって...
いしむれ‐みちこ【石牟礼道子】
[1927〜2018]小説家。熊本の生まれ。水俣(みなまた)病市民会議を結成、「苦海浄土(くがいじょうど)」で患者の代弁者として水俣病を描く。続く「天の魚」「神々の村」で水俣病三部作を完成。他に...
いしもと‐しょう【石本正】
[1920〜2015]日本画家。島根の生まれ。本名、正(ただし)。京都市立芸術大学名誉教授。昭和22年(1947)日展に「三人の少女」が初入選。舞妓の裸身像の連作で知られる。創画会会員。芸術選奨受賞。
いしもと‐やすひろ【石元泰博】
[1921〜2012]写真家。米国サンフランシスコの生まれ。情緒を排した作風で、都市風景や桂離宮などを題材に作品を残した。平成8年(1996)文化功労者。写真集「シカゴ、シカゴ」「桂」など。
いしもり‐のぶお【石森延男】
[1897〜1987]児童文学作家。北海道の生まれ。中学校の教師などを経て国定教科書の編集に従事。「コタンの口笛」で第1回未明文学賞受賞。他に「咲きだす少年群」「バンのみやげ話」「桐の花」など。