いちかわ‐だんじゅうろう【市川団十郎】
歌舞伎俳優。屋号、成田屋。江戸歌舞伎を代表する名門で、荒事(あらごと)の宗家。 (初世)[1660〜1704]一説では14歳で荒事を創始したといわれ、三升屋兵庫の名で脚本も書いた。俳優生島半六...
いちかわ‐らいぞう【市川雷蔵】
[1931〜1969]俳優。8世。京都の生まれ。本名、亀崎章雄(かめざきあきお)。のちに竹内嘉男(よしお)、太田吉哉と改名。歌舞伎界から映画界へ転身。「新・平家物語」に主演して注目を集めると、「...
いちまだ‐ひさと【一万田尚登】
[1893〜1984]政治家。大分の生まれ。昭和21年(1946)日本銀行総裁となり、第二次大戦後の復興に尽力。サンフランシスコ講和会議では全権委員として交渉に当たった。総裁退任後は鳩山一郎内閣...
いちむら‐うざえもん【市村羽左衛門】
歌舞伎俳優。市村座の座元。俳優を兼ねたのは4世から。 (初世)[1605〜1652]本名、村山又三郎。和泉(いずみ)国堺の人。江戸に村山座を創設。 (3世)[1635〜1686]初めて市村宇...
いちもんじ‐すけのり【一文字助則】
鎌倉前期の刀工。備前の人。助宗の子。後鳥羽上皇の御番鍛冶(ごばんかじ)として仕えたという。小一文字と称される。生没年未詳。
いちもんじ‐すけむね【一文字助宗】
鎌倉前期の刀工。備前の人。則宗の子。後鳥羽上皇の御番鍛冶として仕えたという。大一文字と称される。生没年未詳。
いちもんじ‐のりむね【一文字則宗】
平安末期から鎌倉前期にかけての刀工。備前福岡の人で、一文字派を興した。後鳥羽上皇の御番鍛冶として仕えたと伝えられる。菊一文字と称される。生没年未詳。
いっきゅう‐そうじゅん【一休宗純】
[1394〜1481]室町中期の臨済宗の僧。京都の人。後小松天皇の落胤(らくいん)といわれる。号、狂雲子・夢閨。華叟宗曇(かそうそうどん)に学び、大徳寺の住持となる。禅宗の革新に尽力。詩・狂歌・...
いっさん‐いちねい【一山一寧】
[1247〜1317]中国台州(浙江省)出身の臨済宗の僧。元(げん)の使者として来日し、鎌倉幕府に疑われて幽閉されたこともあったが、のち、建長寺・円覚寺・南禅寺に歴住。五山文学隆盛の糸口を作った...
いとう‐すけちか【伊東祐親】
[?〜1182]平安後期の武将。伊豆の人。河津二郎と称した。平氏に味方して源頼朝と戦ったが、捕らえられて自殺。曽我兄弟の祖父。