クーザン【Victor Cousin】
[1792〜1867]フランスの哲学者。ヘーゲル、シェリング、スコットランドの常識哲学などの影響を受け、折衷主義を唱えた。哲学史の領域を開拓。著「近世哲学史講義」「真善美について」など。
グリニャール【François Auguste Victor Grignard】
[1871〜1935]フランスの化学者。有機合成にマグネシウムを用いる反応を研究し、グリニャール試薬を発明。1912年、P=サバティエとともにノーベル化学賞受賞。
シクロフスキー【Viktor Borisovich Shklovskiy】
[1893〜1984]ソ連・ロシアの批評家・小説家。ロシアフォルマリズムの代表的指導者の一人。「異化」の理論を提唱し、のちの構造主義や記号論に大きな影響を与えた。著「手法としての芸術」「散文の理...
ビアス【Ambrose Bierce】
[1842〜1914ころ]米国のジャーナリスト・小説家。辛辣(しんらつ)な風刺で知られる。動乱中のメキシコで行方不明となった。短編集「いのちの半ばに」、警句集「悪魔の辞典」など。
ビアズリー【Aubrey Vincent Beardsley】
[1872〜1898]英国の画家。黒白の対比と流麗な描線で幻想と現実とが交錯した挿絵を描き、英国の世紀末耽美(たんび)主義を代表する人物とされる。挿絵「サロメ」など。
ポター【Helen Beatrix Potter】
[1866〜1943]英国の児童文学者。友人の子供に宛てた絵入りの手紙が、1902年に「ピーターラビットのおはなし」として出版される。その後もウサギやリスなどを主人公とする童話を多く作った。
ビアード【Charles Austin Beard】
[1874〜1948]米国の歴史家。経済的利害を重視した史学を提唱。二度来日し、東京の市政調査や関東大震災後の復興計画に参与。著「アメリカ合衆国史」など。
ビクトリア【Victoria】
[1819〜1901]英国女王。在位1837〜1901。1877年からインド女帝を兼任。64年に及ぶ治世の間は、資本主義の発達、全世界にまたがる植民地の獲得などを通して、ビクトリア時代とよばれる...
ヘス【Victor Franz Hess】
[1883〜1964]米国の物理学者。オーストリアの生まれ。軽気球を用いて高空での放射線を観測・研究し、宇宙線研究の基礎を築いた。1936年ノーベル物理学賞受賞。
リットン【Lytton】
(Edward George Earle Lytton Bulwer-〜)[1803〜1873]英国の政治家・小説家。「ポンペイ最後の日」など、多数の通俗小説を書いた。 (Victor Al...